FXのテクニカル分析を学ぶうえで、もっとも基本的となるのは移動平均線ですね。ですが、基本的なことでも、「ただとりあえず表示させているだけ」という人も多いと思いますので、まずはSMAとEMAの違いなどから。

 

移動平均線(MA=Moving Average)の概要

正直、計算などは覚えなくてもよいですが、移動平均線とは、
過去の一定期間の平均値から求められるもの、
ということだけは知っておきましょう。

 

例えば、20日移動平均線なら、過去20日間の終値の平均値、というのが基本です。
「高値・安値」で出すものもありますが「終値」が一般的ですね。

 

SMA(単純移動平均線)とEMA(指数移動平均線)の違い

移動平均線には、代表的なものに下記の3種類があります。

 

  • SMA(単純移動平均線)
  • EMA(指数移動平均線)
  • WMA(加重移動平均線)

 

です。現在では、SMAかEMAが使われるのが主流です。
SMAとEMAの違いはというと、、、

 

SMAは過去のチャートの平均値をそのまま統計しているのに対し、
EMAは直近のものほど重視するという違いがあります。
難しく考えずにいきましょう。

 

視覚的な面で、SMAは普通の反応、
EMAはSMAより反応が速いってだけです。

 

どちらが優れているというものでもなく、
これはトレーダーの好みや手法に応じて使い分ける話です。

 

SMAとEMAはどっちがいいの?なんて質問もあったりするんですが、
どっちがいいなんて誰にも言えません。

 

エントリーのシグナルとして使う場合、
反応が遅いSMAの方が、エントリータイミングが遅くなりますが、
ダマシに合う確率が減ります。

 

反応の早いEMAは、エントリータイミングが早くなり、
ストップまでの距離も短くて済みますが、
その分だけダマシに合う確率も高まります。

 

どちらにもメリット・デメリットがあるので、
特性を理解したうえで、自分なりに検証と練習を繰り返し、
自分が(トータルで)勝ちやすいルールを構築していくことが重要だということです。

 

エントリーサインではなく、
トレンド判断の指標として移動平均線を使う場合でも同じです。

 

移動平均線の傾きでトレンドの向きを判断する、
というのも一般的な考え方としてありますが、
SMAとEMAでは反応速度に違いがあるので、、、

 

「SMAが上向きになったから上昇トレンド」とか
「EMAが下向きになったから下降トレンド」とか、
そういうのは判断材料の一つにすぎません。

 

やはり絶対的な正解を求めれば求めるほど、
FXは失敗するようにできています。

 

移動平均線の長期線と短期線の使い方の例