豪ドル米ドルは週足レベルで見ると下降トレンド中の戻りに見え、日足チャートで見てみると、上昇トレンド中の持ち合いに見えます。分析というほどでもないですが、

豪ドル米ドル週足

豪ドル米ドル 週足

まずは大きな流れから。
週足チャートですが、見て分かるとおり、
数年の間サポートになっていたラインをブレイクした後は、
そのままズルズルと下落し、その戻りの最中と見ることができます。

 

数年単位で見て、サポートとレンジスタンスが入れ替わっている
値動きが意識されているラインがあるのが分かりますね。

⇒サポート、レジスタンス(サポレジ)の逆転で失敗しないためには?

 

豪ドル米ドル 日足

豪ドル米ドル日足日足レベルで相場を読んでみると、
週足の下降トレンドとは反対に、
上昇してきて、レジスタンスをブレイクした後、
レジスタンスだった価格帯が一度サポートとして機能した状況です。

 

ここはもうシンプルに、
サポレジのポイント(画像の青い水平線)を割らないうちは押し目買い、
割ってしまったら戻り売りの準備態勢に入るのがよいでしょう。

⇒ブレイクアウトのエントリーより押し目買い・戻り売りの方が安全!? 

 

現時点でロングとショートどちらが優位性が高いか?

では、現時点の豪ドル米ドルは、ロング(買い)の勢力と、
ショート(売り)の勢力のどちらが優位性が高いでしょうか?

 

コレは実は、豪ドル米ドルという
一つの通貨ペアだけを見て判断するわけにはいきませんが、
豪ドル米ドルの日足チャートを見て判断するならば、
できれば売りでエントリーしたいところです。

 

というのも、日足より大きいタイムフレームである週足が
下降トレンド中なので、大きい流れに沿うトレードの方が安全だからですね。
なので、本来は、画像の青い箇所を下にブレイクしてくれたら
戻り売りの ポジションを建てたいところです。

 

買いでエントリーも様子を見たうえでありですが、
その場合だと、週足レベルでのレジスタンスの価格帯を
明確に抜けていない限りは、
利益を伸ばせずにすぐに決済する可能性が高まります。

⇒エントリーポイントではなくエグジット(利食い)ルールを明確に!

 

 他の通貨ペアも考慮して考えると

他の通貨ペアも考慮して考えても、今の時点では難しいですね。
前回記事で豪ドル円のサイクルについて書きましたが、
豪ドル円は上がりそうなチャートの形状(逆ヘッドアンドショルダーズ) をしていますが、
ドル円はズルズル落ちながらも抜け切れていない状況です。

 

ユーロドルもレジスタンスが近いポイントに近づいていますので、
米ドルも豪ドルもどっちに引っ張られるか微妙で、
振り回されそうにも見えます。

 

ただ、豪ドル米ドルが大きい流れでサポートを割ってしまっているのは明らかなので、
FX的な失敗を回避するには、これがブレイクダマシとなって再度上昇するか、
そのままレジスタンスとして機能し、長期サイクル的な下降トレンドに入るか
ということは意識しておいた方がよいとは思います。

⇒FXサイクル理論を徹底解説!相場の優位性を味方につけるには?