相場の波にはサイクル(一定の間隔で繰り返す周期)があります、と書きましたが、時間の考え方なども含めて、もっと突っ込んで学びましょう!
ライトトランスレーションとレフトトランスレーション
まず、FX相場のサイクルといっても、
全てが同じ形をしているわけではありません。
(そんなんだったら簡単でいいですよね)
上記の画像は、代表的な相場パターンの一種ですが、
ここで、重要な法則として、
上昇トレンド(強気相場)では、トップがサイクルの右側に位置し、
下降トレンド(弱気相場)では、トップがサイクルの左側に位置する傾向がある
というものがあります。これらをそれぞれ、
ライトトランスレーション、レフトトランスレーションと言います。
オーブ - 平均周期の±1/6の誤差
さらに、サイクル理論は、
もちろん完全にピッタリの周期で繰り返されるわけではなく、
「オーブ」という概念があります。それはどういうものかというと、
相場のサイクルは、80%以上の確率で、
その平均周期の±1/6の誤差におさまる、
というものです。
とういうことかというと、例えば、、、
18週サイクルなら、15~21週の間にサイクルの起点(転換点)が出現する
6週サイクルなら、5~7週の間にサイクルの起点(転換点)が出現する
18日サイクルなら、15~21日の間に サイクルの起点(転換点)が出現する
というようなことです。さらに小さくすれば、
6時間サイクルの波があるなら、5~7時間の間にサイクルの起点(転換点)が出現する
1時間サイクルなら、50~70分の間にサイクルの起点(転換点)が出現する
ということです。
これを知っているのと知らないのでは、
トレードの優位性にどれだけ差が出るかは分かりますよね。
転換点を狙って待ち構えて、準備ができますからね。
これが、相場における強力な優位性です。
相場(チャート)の周期は、通貨ペアや、自分が見るタイムフレームによっても
変わってくるので、その時々に応じてサイクルを確認していく必要があります。
大きなサイクルから小さなサイクルまで
そして、以前、相場、チャートはフラクタル、ということを書きましたが、
FXのサイクル理論にも、まさにこの概念が当てはまります。
大きなサイクルの中には、小さなサイクルがあり、
その小さなサイクルの中には、さらに小さなサイクルがあります。
大きなサイクルと思っていた相場にも、さらにもっと大きなサイクルがあります。
言葉では分かりずらいと思いますので、画像を作りました。
まずは、画像をもう一度みてください。
レイモンドA・メリマンさんが提唱するサイクル理論において、
例えば、この画像のように、18週前後のサイクルを
一般的にはプライマリーサイクルと言い、
トレーダーが最も狙いやすいチャートの波とも言われています。
ただし、この18週前後の波のサイクルよりも、
さらに大きなサイクルというものがあり、これらは、
長期サイクルとか中期サイクルなどと呼ばれたりします。
↓の画像の青色の波です。
さらに、この画像の青い線をも包み込む巨大なサイクルも存在します。(紫色の線)
ドル円の8年トップサイクルや、5年ボトムサイクルなどが有名ですね。
日経平均のサイクルも有名です。
ただ、上記のような数年単位のサイクルでは、
さすがに現実的にトレードできる時間軸ではないので、
もっと小さなサイクルを見ていきましょう。
↑の画像の黒い線のサイクルを、さらに分解してみてみると、、、
実際は、もっと小さな、6週前後の波のサイクルがあり(赤い線)、
それはメジャーサイクルとか呼ばれたりします。
このメジャーサイクルも、狙い易い波です。
基本的に、
プライマリーサイクルは、2~4個のメジャーサイクルで成り立ちますが
それは、リアルの相場のパターンを見て判断するしかありません。
もっと小さくすると、このメジャーサイクルは、さらに小さな、
トレーディングサイクルというものもあり、もっとすすめると、
分足レベルでのサイクルまで確認されています。
どうやってFXサイクル理論をリアルトレードに生かしていくか?
で、どうやってサイクル理論トレードをリアルの相場で生かすか、
ということになると、しっかり勉強すれば、応用はたくさん広がります。
トレンド判断として使う
まず、この記事の最初で書いた、トランスレーションの考え方により、
ライトトランスレーションか、レフトトランスレーションかを確認することで、
次の相場サイクルがアップトレンドか、
ダウントレンドかの判断が
高い精度でつきやすくなります。
「買い」でエントリーすべきか「売り」でエントリーすべきかの
重要な指標になるわけですね。他には、
相場の転換点を狙う
やはり、サイクル理論の醍醐味として、
それなりに大きなサイクル(日足レベルで見るサイクルの)
「天井ショート」や、「底値ロング」を狙いに行く。
これは、素人の値ごろ観による「そろそろ上がるだろう」みたいな
何の根拠もないトレードではなく、
しっかりしたサイクル分析によって相場の転換点を狙うので、
高い精度で成功させることも可能になってきます。
押し目買いや戻り売りのタイミングを取るために使う
あとは、例えば、大きなサイクルが上昇トレンドと判定されているならば、
その1サイズ下のサイクルを使って、押し目買いを狙う、などもできます。
分足、時間足、日足、週足、様々なタイムフレームで活用できるんですね。
もう分かっている方もいるとは思いますが、
大きい時間軸のトレンドに乗るために、小さい時間軸の転換点を狙うのが、
押し目買いや戻り売りなので、 結局トレンドフォローってのは、
転換点狙いなんですよね。根拠がないと失敗しますけど。
肝心の、勉強方法ですが、細かい文字を読むのが得意な人は、
相場サイクルの基本 メリマンサイクル論という書籍を使って勉強するのが良いですが、
かなり専門的なことが書かれまくっているので、
この本が実践で使いこなせるレベルになるかというと、正直、微妙なところです。
この書籍自体は、正直、自信をもっては勧められません。。
かなり難しいので。。。
訪問者様から「すげー分かりずらかった!」とかクレーム受けたくないですし。
ではどうやって勉強するのが良いかというと、、、
最近は、株だけじゃなく、FXのサイクル理論も有名になってきたので
知ってる人も多いかと思いますが、日本におけるサイクル理論の第一人者として
松下誠さんの投資法の教材は非常に具体的かつ実践的で分かり易いです。
サイクル理論を覚えて有利なトレードをしたいという方にはオススメできる教材ですね。
ただ、あくまでもオススメできる人は、本気で、
安定してFXで勝つ実力を身につけたい人だけです。
自分のトレード技術を上げる意志がない、
適当な趣味感覚でFXをやっているような、
稼ぐ気のない人にはオススメできません。
反対に、脱サラして専業トレーダーとしてやっていきたい
という人には、本当にオススメできる教材です。
というか、安定して勝つためには必須ですね。
親切に返金保証もついているので、
FX失敗者を卒業したい人は、「お試し」 をしてもよいのではないかと思います。
よければレビューも書きましたので読んでみてください。
⇒FXサイクル理論トレードが疲れずに安定して勝ち易い3つの理由!
⇒FXサイクル理論で堅実に安定して勝つ教材レビュー【返金保証あり】